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  映像研究

藤野と回転

 
・いよいよ一週間後に迫ったフェスティヴァル「マウンテンのミーチング」の下見をするために先週に引き続いて藤野へ。今日は曇り。肌寒くて小雨もちらつくような金曜日。当日がこのような気候だったらちょっと寂しいけれども、普通に景色を眺めたり、周りの音を聴いたりするのにはむしろ良いような気もする。秋らしい曇り。このさきに冬の曇りが待っているなと思うような曇り。車でひと山ふた山越えて会場へ。各種イベントを行う大きな教室にて演奏の詳細を決めるために楽器の音を確かめたりする様子を見ている。そして映像も実験する。ゆっくりと回転する視点の実験。「なぜゆっくりと映像が回転するのか」ということに理由はないが、強いて言うならばそこに「ゆっくりとカメラを回転させられる器具」があるということと、そこに空間があるからだ。器具があれば使ってみる。映像が撮影される。時間を計るような視点の移動が見える。