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  映像研究

入浴のためではなく銭湯へ行く2010年の年の瀬。

 
・肉で腹が膨れたままに起床。YOGAの人とかに怒られそうな(イマージュ)駄目なライフ・スタイルなので、申し訳程度に朝ご飯は果物を食す。「蜜柑」だ。この季節に今はただ蜜柑。ストーブの上に乗っけて焼いてみるのもまた一興。風邪の予防にも効果的だって確か去年のku:nelにも書いてあったような気がしないでもない(適当)。また、全く関係ないけど今「家で日常的に水筒を活用すること」が高尾の極一部で新しい常識になっている。いつでも暖かいお茶が飲めるなんてすごいよ、水筒。



・それで休日であるところの本日月曜日は、西東京の東方面の色々なことに詳しい(と思う)Sさんに誘ってもらって西荻窪の銭湯へ。入浴が目的ではなくて銭湯で行われているパフォーマンス(?)のイベントへ。銭湯でやっているイベント、というものが結構普通にあるということを会場に向かう途中で知る。そうか。そうなのだな。そういえば「風呂ロック」とかっていう単語を耳にしたことがあるもんな。とか考えつつ、しかしイベントはなかなか面白かった。事前の情報の「天狗湯で何ができるか試して見る会」というサブタイトルに期待して行ったところもあるのだけれども、本当にそういうイベントになっていた。銭湯の湧き水を使って「豆腐」を作るのとかもかなり良い。当たり前だが、必ずしも「マウンテン」でなくとも人が集まることで面白いことはできるのだと納得しつつ帰宅。



・終了後駅前の喫茶店で歓談。謎の20名程度が平日の夕方に喫茶室を占拠するのもまた別の面白さがある。面白いことを考えて、実践しようとしている人が、ここにも/そこにも/あらゆるところにいる。ちなみに色々な用途?で「面白い」を連呼すると自分でもその意味がわからなくなってくるけれども、この場合の「面白い」には、自分と自分たちにとっての「面白み」を考えること自体の面白さも含まれているように思う。消費することではないエンターテイメント。スペクタクルではないエンターテイメント。そうして娯楽を自給することについての考察はつづく。