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  映像研究

年に一度の冬の花火を観にゆく。

 
・可能なかぎり毎年行けるとよいなと思っている「秩父夜祭」が今年もやってきたのだった。ごったがえす人にもまれながら通りすぎる山車に歓声を上げたり、屋台で何か買って食べたりする。そして大きな大きな打ち上げ花火を観るというのが、個人的・12月の恒例行事。冬の空は花火を打ち上げるのにうってつけなのだった。毎年花火の打ち上げポイント近くのコンビニエンス・ストアの駐車場で踊りながら観る。そうしてまたここで来年も会おうと言わないけど思う。来られない人はまた再来年にでもというかんじ。緩い約束をする。行ける人は行けるときに全員行った方がいい。毎年大祭は12月3日です。



・朝からの嵐のような雨が止んだならば不思議な晴天。それにしても暑かった。23℃なのだった。キャプリーンにR3を着てその上にフィッシャーマン・セーターを着ていたら汗だくなので思わず運転中にセーターを脱いだ。風も生温かった。日差しも強くコントラストも高かった。ドーナッツを買って食べながら車で向かう秩父。途中YくんとRくんを拾って北西に進路をとる。カー・ステレオは宇多田ヒカルから今井美樹がカット・イン。飯能を過ぎればすっかり山道のような国道をゆく。くねくねとさらに北西へゆく。秩父市内に着いたならば駐車場を見つけるのに毎年ひと苦労。「誰かこの辺に住まないかなぁ」とかも毎年言っている。恒例行事なのだから仕方がない。



・それで思いのほか早めに着いたものだから例年よりもじっくりと、市内散策。山車鑑賞。屋台冷やかし。まずは刃物屋と籠屋にうっとり。フード系は例えば「佐世保バーガー」とかはもうあまり流行っていないようで今年は「肉巻きおにぎり」と「博多ラーメンバーガー」「富士宮焼きそば」あたりが伸びてきてたという私見。ゲーム系は「ドリームすくい」というロマンティックな名称につられて覗いてみればそれは「スーパーボールすくい」だった。ちなみに射的では見事アイドル下敷きを獲得。アイドル下敷きの題材は「嵐」と「AKB」ばかりなり。射的のおばちゃんはAKBの名前を全員知っているようなのだった。「前田?前田はね、今日はないよ」と言われた。また「ダックボイス」の屋台前では小学生が集団でヘリウムを吸引して爆笑している微笑ましい光景。全部の場所が光っていた。グループ交際の中学生も最高。



・それですっかり夜も更けて打ち上げ花火を観る。コンビニエンス・ストアの駐車場で山部とも合流。「もつ煮」とか「ぜんざい」とかを食べながら、空を埋めるような花火の光と音に身を委ねれば、どんな場所よりも飛んだり跳ねたりできる。昨年に引き続き7DによるHD動画撮影も順調。あっという間に時間が過ぎる。そういえば昨年から今この瞬間までもあっという間だったという回想。12月なので多少の回想は仕方がない。帰路はジャンクなJ-POPを聴きまくりながら快走。27時に帰宅。