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  映像研究

花火を見る人、それを記す日

 
・ただか花火。されど花火。2008年を締めくくるイベント「秩父夜祭」の見物は恙無く(つつがなく)終了して少しだけセンチメンタルなウィーク・デイ。当日水曜日は昼過ぎから実家car(ジッカー)のデミ夫にYくんを乗っけて秩父方面に急行。車中は予想通り予想以上のJ-POP(JUNK系)CDJ featuring〜午後は○○おもいッきり地元の近況〜でまったりとドライヴィング。現地に着いたならばそれぞれ思い思いの方法で、仕事・業務・野暮用・その他諸々をやっつけてきた山部メンバー達と合流しつつ、屋台を通り抜けつつ、移動の合間にも「友達の友達は皆友達」式に花火を見る人は増え続けて、気づけば10名以上の大所帯に。そんな偶然の巡り合わせも素晴らしく、だから今夜はホッカイロだって分け与え合おうではないかというものです。そのようにして8時からはがっつりと花火鑑賞。盆地というフロアに爆(発)音のビートはまるでダンス・ミュージック。あるいはマルチ・メディア・アート(嘘)。ノン・アルコールだって充分に存分にはちゃめちゃに楽しめるイベントにあって、からだを揺らしつつ奇声を上げつつ首が痛くなる頃には「花火をバックに記念撮影」だってするのです。またはマイxactiは人ごみをかきわけてその模様をこっそり撮影(あとで見たら結構ちゃんと映ってた/からそれこそyoutube的な方法ででもアーカイブすることを今検討中)。あまりにも視界にいっぱいの花火達に一同「すげえ」しか言ってなし。「おれ花火職人になりてえ」はもう大人なのですから禁止。そうして花火終了後にはその余韻に浸りつつも、火照る身体に「お汁粉」「たこ焼き」「お好み焼き」「焼きそば」「揚げ餅」「甘酒」「いのしし汁」「味噌田楽」etcをチョイス&シェアー。射的で失態をさらしつつ、飴細工のおじさんの伝統芸に感銘を受けつつ、祭のあとの商店街を歩き、最後は秩父神社でお参り。おのおのあと一ヶ月の無事をしっかりとお願いしたならばそこで解散。帰りの車中は、花火の祭りの素晴らしさに打たれて敬虔な気持ちで……といったようなことは、もちろんあまりほとんどなくって、主に「サイコロ無しのサイコロトーク」「テレホン無しのテレホン・ショッキング」を展開しながら深夜の多摩北部を都内に向けてのドライヴィング。午前4時帰宅。