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  映像研究

2009年夏(夏休みではない)の、ストイック/簡潔な備忘録・その8

 
・8月9日。日曜日。曇り。雨。夕立。なにしろ猛烈な湿気。歩いているだけで、僕ら半分水のなか。前日までのきわめてマウンテンなふうけいが瞼の奥でゆらゆらとしつつも業務。日曜日は電車が空いていて良い。というかもうお盆?足だけでなく手までが筋肉痛なことが、赤岳頂上付近の切り立った岩場を思い起こさせる。2日ぶりの業務。


・アフター・スクールは渋谷のユーロ・スペースで上映されているらしい『KIKOE』という映画を観にいく気満々だったのだけれども、猛烈な湿気に心がぐんにゃりと折れ曲がって断念。「本屋一番」に立ち寄って帰宅。普段は素通りのマンガコーナーを覗いたならば、すっかりうっかり買いそびれていた横山裕一という人の『アウトドアー』を発見して即購入。好きな作家が偶然にも(偶然だろうか?)「アウトドア」なんていうテーマで(テーマだろうか?)作品を作っているとちょっとドキッとする。被せていくかんじで山本直樹という人の『レッド』も購入。帰りの電車にて読む。



・8月10日。月曜日。曇り。雨。時々晴れ。夕立。台風も近づいているようだ。暴力的な湿気で色々なことが馬鹿らしくなってきたりしないこともない。業務。終了後はアテネ・フランセというところで何やら催されていた菊地成孔という人などが出演するイベントを覗きにいく予定だったのだけれども、業務が長引いたことと、暴力的な湿気に心がばらばらと乱されて断念。後半から参加する予定だった職場のオリエンテーションとしてのボウリングに前半から参加。


・立派な大人が総勢30名近くで玉を転がすイベントは大盛況。労働者は集い、時に玉を転がし、ピン的なものを倒すだろう(特に意味なし)。終了後はビール一杯の打ち上げのつもりが、だんだんと帰宅することが面倒になってきて(湿気マター)結局普段はなかなか接することのない色々な部署の方10名ほどで朝までドリンク&トーク。in歌舞伎町。始発にて帰宅。からだは重苦しいけれども気分は少しだけ夏らしい。