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  映像研究

2009年の(断片的な)夏休みの備忘録・その10(断片編)

 
・8月21日。金曜日。ホテルで目覚める。ホテルで目覚めると一瞬そこがどこなのかわからなくなるが、それは本当に一瞬で理解する。ホテルのホテルらしい朝食を食べる。バイキングのバナナをバックパックに詰める。出発。朝の新幹線はお盆過ぎだが少しだけ乗車率高め。ボトルの水を飲んで睡眠。


・目が覚めてもまだ新幹線。普段はあまりしないのだけれども暇だったので携帯電話から「はてなアンテナ」をチェックする。宮沢章夫という劇作家が日記で勝間和代という経済評論家的な女性をからかっているというか、でも結構本気で怒り風味の揶揄というか、とにかくその短いテキストが凄く良くて何度も読み返した。


・帰ってきて午後は一瞬の業務。色々なことを後輩に任せっきりで申し訳なかったので、お礼とお詫びの気持ちでお土産の「きびだんご」を差し出す。別にそれはもちろん桃太郎的な意味ではありません。


・夜は吉祥寺にて(元)チーム・キャンプ系の夏の集い〜2009 summer〜。かつてのホームタウン吉祥寺を梯子する。気がつけばもう一週間くらいいわゆる「休肝日」というものがないなぁと思いつつ、特に反省もなく誘ったり誘われたりするままに飲みつづけている。夏らしい。上り電車をやり過ごしたSさんと後輩のIが高尾に来る。うちにて三次会。26時就寝。



・8月22日。土曜日。二日酔いのままSさんとともに外出。昼から微妙に微妙な業務として世田谷区上野毛方面を訪れる。一時間程度で業務は終了(お疲れさまでもない)。


・その後せっかくの東急ライン方面に来たのだしと思って自由が丘乗り換えで中目黒で下車。目黒川沿いのサンクチュアリを見学。『買うブックス』では古書をスタイリッシュにファッショナブルにレイアウトする方法を、そして『ほにゃほにゃリサーチ』ではアウトドア的な思想を流通するレベルのアパレルで展開するとは何ぞやという問題について、前回訪れた時はかなり斜めに構えていたのだけれども、今回は何故かかなりベタに凄いなぁと思ってしまった。それを自分がやれるか(やりたいか)とは別の問題として、あるテーマの元に緊張感のある空間を作ることができている、その理由については考えてみなければいけないと思う今日この頃。


・更にその後まだまだ太陽は南の空にのぼりっぱなしなので新宿はビックカメラ経由で(カメラの修理)神保町に移動して、連絡したらたまたま掴まった山部部長と合流。共栄堂にて遅めのカレーランチ。石井スポーツを視察後辿り着いた「さかいや」でTMRさんと完全に偶然に遭遇。急遽マウンテンのミーチングを開き、仕事帰りのMEE姫も参戦して、神保町裏通りの山小屋的な店にてビール数杯。


・これで解散かと思いきや部長が帰宅した残りの中央ラインな3人で某小金井駅で下車。閉店直前というかもうかなり閉店しかけていたカレー店I・Fに押しかけてディナー。昼間の見学のこともあるのだし、この店で東京で一番ひっそりと営まれている古書店(本棚型)の秋のラインナップについて、店主とちらりミーチング。落ち着いたらこちらのほうも色々と考えていかなければいけない。それにしても長い一日だった。帰って岡山の画像の整理を始めかける。28時就寝。



・8月23日。日曜日。仕事のような休みのような日、その二日目。中央ラインを上って国分寺で下車。ヴィ・ド・フランス(で合ってる?)で「黒ごまバナナシェーキ」。


・今日は小平市某所というか母校へ訪れてリサーチャー的業務。久しぶりの後輩と遭遇してちょっかいを出したり出されたりしつつ、仕事終わりは職場の先輩Oさんと会食。業務の話は初めだけで主に30代男性のリアリティについて。90年代後半の雑誌「NUMBER」は特殊なグルーヴがあったという話題等々。明日も業務がある私たちは21時には解散。