&

  映像研究

家族旅行をする

 
・30日(金)は業務延長後に今日は新宿より黄色い電車を乗り継いで(車内は主に睡眠)小雨振る中を実家方面へ。ひっそりと寝静まった実家にて、加ト吉的なうどんをすすりながら鑑賞するのは『タモリ倶楽部』。あの日、あのとき、あの場所で。様々な各種名物企画をスーパーフラットに進行するタモさんから何か大切なものを学びながら本格的に睡眠する優雅な週末の夜なのでした。


・31日(土)は朝から出かけて家族四人で東京駅へ。祖父母を迎えに行き、ややあってから(千疋屋など)新幹線と東海道本線を乗り継いで「湯河原」へ向かう。小田原で乗り換えてから「左へカーブを曲がると」…どんよりとした海、と空がずっと見える。しかし思わずシャッターだって押す。そしてそもそもどうしてこんなところに…?というと、ひょんなことから、某おしのび系温泉&懐石料理の(多分高級)旅館に家族旅行だったのでした。タクシーを降りた瞬間の対応から一瞬にして理解する非日常的サーヴィスの世界へ。子供のように部屋のすべての箇所をくまなくチェックだってする。


・修学旅行的なスペースの「和モダン」的な空間で「とりあえずビール」。ビールはラガー。グラスはうすはり。ちなみに目覚まし時計はBRAUN。コンセプチュアル・アートとしての大浴場に入浴後、ほどなくして夕食が始まったならば、たたみかけるような構成の懐石料理に舌鼓どころの騒ぎではない。年相応に小食な祖父母の分も「mottainai!」マインドでもちろん完全に食す。成人して以来初めてくらい死ぬほど腹一杯で鯛や平目の舞い踊りがまぶたの裏にちらちらしつつ、命からがら部屋に戻って鑑賞するのは『「ぷっ」すま』。SMAPという超現代的かつ芸術的なパーフォマンスを眺めつつあっという間に睡眠する非日常的な週末だったのでした。


・明けて今日から2月です。1日(日)は引き続き非日常的な空間にて朝風呂&朝食。雲ひとつない晴天のもと、緑の中を移動して東京に急ぐ。非日常的な空間にはしゃぎつつも「家族旅行」としては多分なかなか成功だったのだと思う。よかった。祖父母を東京駅で見送ったならば、家族は解散。そして自分はとりあえず渋谷方面へ移動する日曜日の昼下がり。