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  映像研究

何もしない/定点観測

 
・驚くほど何もしない一日。この数ヶ月あるいは数年で一番何もしなかったのではないかというくらい何もしなかった。普段はナチュラルなライフ・スタイル転じて「生活のあらゆることに全く罪悪感を感じない」自分も、さすがにこれはどうだろうと思う怠惰。「たまにはこういう日もあってもそれはそれで『実験的』なのではないか」と考えないことには収拾がつかないくらいの「やってなさ」だ。フローリングを磨いた。『WILD LIFE』についての情報収集。家の近くのラーメン屋に初めて入って「八王子ラーメン」を食す。読書できずに昼寝。晩ご飯に冷凍してたカレーを解凍。食べる。今。何もやっていない。



・それにしても宇多田ヒカルだ。自分がこんなにも宇多田ヒカルを好きだということに気づかされつづける日々だ。重大なニュースだ。小沢健二の次に好きだ。と思っていたら某twitterにて某先輩が「小沢健二好きな人が宇多田ヒカルを好きな件」についてツイートしていた。その件だ。それでしかない。好きすぎてJ-WAVEに出演したときのインタビューも観てしまった。本人の口から聞くと「人間活動」という言葉が非常に自然なものに思える。あるいはまた好きすぎた結果として関連動画の「ミラクルひかる」まで見てしまった。ミラクルのことすらちょっと好きかもしれない。そして『WILD LIFE』のセットリストを調べて、オフィシャルなのかアンオフィシャルなのか非合法なのかわからない昨夜のライブの映像をちら見しながら震える。『光』『COLORS』あたりはもちろん『BLUE』もやったのだ。あんなに暗い曲もやるのだから凄い。好きだ。震える。



・震えているだけでも仕方がないので(寒くもある)先週金曜日の秩父夜祭の花火の映像をアーカイヴ。一昨年はxactiで撮影して、去年からはCANONの7Dで撮っている。今年からマイクの性能が上がりました。記録さえも、定点観測さえも、解像度が上がる。画素が増えて音響の波が緩やかになる定点観測。