&

  映像研究

タイムラインの一日、カレーライスの一日

 
・8日(月)は週末の業務と忘年系集い(その中でも主にKARAOKE)で身も心もへとへとになって一回休み的な休日。それはまた業務のための必要に迫られた読書(嫌な響きだなぁ)だってしなければ…と積み上げられた本をじっと見つめる朝。そしてアラジンストーブをつけたり消したりしながら寒さと戦いつつ、先日3日の秩父夜祭の花火の映像を、xactiimovieyoutube的な作業で軽くやっつけるつもりが予想の10倍くらいあっという間に時間は過ぎて夜。それもこれもしばらく触ってなかったpowerbook君のご機嫌が非常に悪く、各種映像系ソフトがまともに起動しなかったことがそもそもの原因だ。あるいはその後仕方がなくimacで起動した「imovie'08」というソフトとどうしても仲良くなれなかったことも原因だ。結局「imovieHD」というソフトを連れてきてあっさりとアレしたけれども、ところでこの「imovie」というソフトの大幅な使い勝手の変更は何を意味しているのだろうかとちょっと考えた。何となく「imovie」というと「ホームビデオに音楽を乗っけてPV風の映像いっちょあがり」的な印象があったけれども「imovie'08」を触った限り、そういったことよりもデジカメの写真を整理するような感覚に近く、それはご家庭のホームムービーが求めている編集機能に変化があったということなのでしょうか。あるいはいよいよフィルムを切ったり繋いだりする感覚としての(あるいはそのメタファとしてのインターフェイスの)「映像編集」が過去のものになりつつあるのでしょうか。とかなんとか。



・9日(火)はそんなタイムラインの悪夢に魘(うな)された結果、相当に寝坊しつつも昼からは差し迫ったウィンター・スクーリングに向けた平日の業務。朝からどうしてもカレーライスが食べたかったのだけれども寝坊したせいでランチには食べられず(そのおかげで一日中頭の片隅にカレーライスが居座ることになる)。業務中にはどうしたわけか「小林秀雄」をきっかけにチーム同僚と「高橋悠治×茂木健一郎」を例に挙げつつ、表現にまつわる何らかの齟齬についての(積極的に)特に何の役にも立たないトーク・セッションなど。そしてそれはきっとソフト・サボタージュ。業務終了後大粒の雨が降る中を神保町はJANISに向かってレンタルしていた資料を返却。そしてそのついでにまたもやレンタル。何となく最近あんまり聞いていないような音楽を聞いてみようという気になる季節。あるいはDVDも付いてくるとお得感満載。しかし年末を前に、世にも恐ろしいJANISの無限ループに感染の予感。帰りがけに家で食べる用のレトルト・カレーを購入。ただひたすらにカレーが食べたかった一日は「ヤマモリのグリーンカレー」をもって無事に終了したのでした。