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  映像研究

11月が始まる。秋は深まる。気温が下がる。寒い。

 
・秋真っただ中に11月が始まる。そして寒い。初秋から晩秋へのグラデーション的な最高&最低気温を毎日チェックしつつ、そのような日々にitune&ipodではどういうことか山下達郎が、夏でもクリスマスでもないのにへヴィーにローテーション。『あまく危険な香り』はそういえばこの夏の終わりの「引っ越しフェス」のテーマ・ソングだったことも思い出す。「これって小沢健二の元ネタなんだよ!」とか言いながら過ぎてゆく夏を洗い流す系のゲリラ豪雨の中ハイエースを走らせたのはちょうど2ヶ月前のこと。時間は流れている。


・そして読書の秋真っただ中にはここのところひたすら「森」「林」「木」「巨木」に関する本を買っている(しかし全然読めていない)。あるいは某古書店で伝説の山岳雑誌「アルプ」のバック・ナンバーをちょっと試しに購入してみたり、あるいはまた某古書店では幻の山岳雑誌(?)「山のABC」を見つけてしまってかなりグラグラしてみたり(見つけた方/知ってる方買わないでください)などなどと『山岳/文芸』のトレンドはきっとこの秋を貫いていくであろう予感。&拡大していくであろう予感。



・そして行楽の秋真っただ中の明日からは山部この秋の一押しイベント「奥多摩トレック2days」だ。それは山に登りつつも下山したならば「焚き火フェスvol.0」が行われるというなかなかアグレッシヴなスケジューリングで、焼き芋を食べるためには「サツマイモを背負って山に登らなくてはいけない」というやや意味が分からない部分もありつつも、それでもやっぱり久々の山部全員出席&新入部員候補仮入部(いや逆に断られるかも)の大集合はとても楽しみなのであって、そしてそのような連休の過ごし方は、わりとかなり攻めてる系のニュアンスの「素晴らしい2008年秋の過ごし方」の実験/実践でもある。&提案でもある。


京王線高尾駅のホームから見える山並みはちょっと良い。いや、だいぶ良い。ときどき、少しずつ位置をずらしながら、でも定点観測している。