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  映像研究

冬の終わりが来るたびに、という季節の感覚と一週間の雑記、それ自体

 
・奇跡のような、エキゾティック/エクストリーム/エターナル(ユース/3E)的な旅行から帰還して幻のような3日(月)。この筋肉痛こそが今自分の勲章だと思いつつ、昼すぎから東京シティーへ買い物。アーヴァンな若者のための所謂一つのセレクト系ショップには目もくれず百貨店で探していたものが「落ち着いた赤いカーディガン」であるのはそれが「父親の、還暦の祝いの品の赤いちゃんちゃんこ(漢字にはならないのですね)的な意味を持った洋服」だからだ。そして夜にはそれを携えて久々に家族で食事@池袋。


・4日(火)はいくつかの(アンテナに登録などさせていただいてもいる)ブログその他でも紹介されていた『フレデリック・ワイズマン映画祭2008』を観るために水道橋アテネ・フランセに。タイムテーブルに関して極めて適当に訪れたならば、丁度『少年裁判所』という作品が始まるところだったのでそれを観る。シンプルに構成された記録は全く言葉を寄せ付けず、などとも思ってみたけれども実際のところレヴューなど書く気持ちにもならない理由は、ひとりで観に行ったため感想などつぶやく相手もいなかったことによって細部はおろか何だか全体的に忘れてしまったからかもしれない。


・久々に業務に復帰した5日(水)を挟んで6日(木)は昼まで業務。そして午後は再び『フレデリック・ワイズマン映画祭2008』を観るために水道橋アテネ・フランセに。タイムテーブルを一応チェックしつつ『シナイ半島監視団』という作品を観たならば、次の一本を休講的な感覚でスルーして神保町方面へ。喫茶店三省堂にて購入した『現代詩手帖 2008年 03月号 [雑誌]』を読みつつ谷川俊太郎について考えつつ、同じく三省堂にて購入した『remix (リミックス) 2008年 04月号 [雑誌]』(実に久々に買った音楽雑誌だ/クロニクル系に滅法弱いのだ)をパラパラすることで七尾旅人の『911FANTASIA』を聞いてみようと思い、あるいはまた鞄に入っていた『Inter Communication (インターコミュニケーション) 2008年 04月号 [雑誌]』の高橋悠治の対談を読んだことで「サパティスタ」という言葉を思い出していたりするうちに時間は適当に過ぎ、三たび『フレデリック・ワイズマン映画祭2008』を観るために水道橋アテネ・フランセに。『モデル』という作品を観て帰宅。


・7日8日と過ぎあっという間に今年度の業務が(暫定的に)終了。花粉症の症状で春の訪れを理解する今日このごろ。隙をついて色々考えた結果としての「ipod classic(80G)」なるものを購入したならば、my-xactiで撮影した各種映像素材(という名のファイルを)を次から次へと変換したものを「ipod classic(80G)」に読み取らせることであらゆる場所でのプレゼンテーションが可能だと思うのも今日このごろ。会った人にはほぼ全員に「バック・カントリー・スキー・ツアー」の映像を見せているけれども、それがどういう種類のプレゼンテーションなのかは色々な解釈がありうると良いなと思う。そういったときに例えば、ちょっと前に買った(けれども読んではいない)『優雅な生活が最高の復讐である』という本のタイトルが思い出されたりすることもあるけれども、その一方で、そういったことはちょっとやっぱり急ぎ過ぎだし、そもそも言い過ぎだとも思うのが今日このごろ。