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  映像研究

休暇中と格差

 
・順調に休んでいます。休みになると何か理由を付けて関東近郊の地方都市に出かけるのです。


・11日は前回の日記に書いたような流れで柏へ。半日ノンストップで古着屋をまわり、大変消耗する。シマウマ総柄のアルマーニのレディースのパンツとかいろいろと変なものあったけれども食指動かず。結局なんてことないボタンダウンの白いシャツを買う。本当はアーヴァン・キャンプ用にフリースとかダウンとかのベストを探しに行ったのだったけれど。
帰りに大雨の中、渋谷に寄って残務整理。集中豪雨?で窓際のコンピュータたちがひどく心配。


・12日は前橋へ。個人的夏の終わりのイベント、前橋文学館『松本圭二 LET'S GET LOST 私は何かの間違いで詩集を造ったりはいない』へ。高崎線を北上する車窓が面白くてずっと見ていた。ずっと遠くに見え続ける山並みや、畑から田んぼに変わる緑、ここのところの雨で増量した大きな川の濁流も、最近の生活の中では見ることができないものがある。そして前橋に降り立った途端に秋晴れ系の快晴。


・そして展示に関してはとくに書くことが(書けることが)ない。絶版になっている過去の作品が読めて(見られて)、パンンフレットを買えたので満足した。


・前橋文学館から前橋駅に戻りつつ市内を歩く、、風景と都市のあり方は色々なことを考えさせる。それはなんと言うか、あるべき場所にあるべき繁華街がないような印象の街だ。商店街と言う名のシャッター街には、ぽつぽつとファーストフードのお店があり、うろうろしてて唯一オープンしていたのは「24時間テレビでもおなじみのインターナショナルかつドメスティックな某ストリートブランドの直営店」だけで、その光景があまりにも超現実的だったので、思わず、入った(店員3人が一斉にこっちを見た/10秒で出た)。
そこで感じたことはたぶん「地方格差」というようなものなのかもしれないなぁと思う。


前橋駅で配られた地方紙の号外を読みながら、電車に揺られて東京へ戻る。