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  映像研究

なんとなく、コンセプチュアルな、午後、あとぺりかん

 
・午前中に家を出る。晴れて杉並区民になったのだから…と思い中央図書館に行くも、木曜は見事休館日。
やるせない気持ちを引きずりつつ、ささま書店の店頭で日向あき子『ポップ・マニエリスム―エロス、恐怖、残酷、死、楽園、神秘 ポップ・スタイルで描いた現代の物語的迷宮美術』を購入。
そんなに一度に言われたらクラクラするよっていうサブタイトルだな。。


・その後、ちょっと時間が空いたのであらためて荻窪駅周辺をフル活用すべく、まずは南口「ブラウンチップ」でコーヒー豆を購入。お店の方オススメの「カルモ・シモサカ」を焙煎していただいてる間に、これまたずっと行きたかった北口のカフェ「moi」でランチ。たまたま隣に座られた常連さんが「ここは荻窪で一番コーヒーが美味しい店なんだよ」とおっしゃられたのにも納得。コーヒーはもちろん、サンドイッチのタルタルソースも美味しかったです。また来ようと思う。


・その後、荻窪to原宿。
竹下口のオシュマンズの隣に石井スポーツができてたことに軽く驚きつつ、久々に登山系アイテムを堪能。
そして思いついてナディッフへ。田中偉一郎『ヒラメキットスーパーふろくブック 特別号 ヒラメキット ([玩具])』に、日本の現代美術/コンセプチュアルアートの最前線を感じつつ(それは買わず)、立ち読みしてて気になった小冊子?作品集、を2冊購入。
『NO/TE TOMOKI KUROKAWA』はこないだ買った『2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。』にも参加されてる作者の作品集(グラフィックやコラージュがメインでした)。
『MAI YAMASHITA+NAOTO KOBAYASHI』は恥ずかしながら今まで知らなかったのですが、主に映像を使ったコンセプチュアルアート?のユニットの方の作品集みたいです。基本的に英語なので「?」という作品もあるのだけど、例えば『Release of mineral water』という作品は、恐らく(というかそうだろう)「東京で買ったミネラルウォーターをドイツの水源地に返しに(流しに)行く」様子をビデオに収めたもの。こういう悪意スレスレみたいなことをきちんとやれてるっていいなぁ、と感銘を受けつつ、そういえば昔『ガキの使い』で「エビアン汲んで来て…」っていう罰ゲームあったっけなぁ、とか、そんなことを思い出す。そう、春は色んなことを思い出す。


・事務所に帰って、そういえば(都知事選のことなんてすっかり忘れ去られた今)「外山恒一」っていったいどんな経歴の人だったんだろうか軽く検索する。するとウィキペディアにはこんな記述が、

外山 恒一(とやま こういち、1970年7月26日 - )は、日本人の政治活動家、前衛芸術家、評論家。
(略)外山は「前衛芸術家」としての活動もさらに前面に押し出し、相田みつをの文字を切り貼りして無意味な「格言」を「偽造」する悪意のパロディ「ぺりかんだもの」や、「無職青年社社長(無職)」を名乗りその「社歌」として発表した替え歌メドレー「青年は仕事をやめる」など、首都圏や九州のアングラ芸術シーンの一部に絶賛される傑作を次々と手がけている。


これを読むかぎり、普通にすごく現代的な感覚を持った人なんだろうなぁと感じる。そう、思った。