&

  映像研究

日記(向きについて)

・2024年3月最初の水曜日の記録。雨のなか駅に近い一日500円の駐車場に車を停めることからはじまる。

 

・先週現像に出していた写真を受け取る。3本分。フィルムを装填する際のミスで8枚のうちの1枚が切れてしまっていたと教えられて反省。4年以上このカメラを使っているがこのような失敗がまだある。ベタ焼きを見れば年末年始から春にかけての場面は、いずれも露出が安定せず集合写真の位置も最適とは言い難い。次の機会に活かしたい。

 

・その後職場へ。11:00から21:00までがざっと消えた。映像機材の確認。上長への進言。占い師みたいと思いながら面談。聞ける言葉を聞き切った上で、またその言葉を話す/放つ感じを吸い込んだ上で、思ったことを告げる。とはいえここは職場。自分は色んなものに守られた上で発言しているとふと思う。

 

・向き、不向き、とは何か。向き、不向き、としか言いようのないことがあり、それは比較的容易に見て取れるが、同時に向かない場に身を置くことにも意味がある。人は変わる。けれども変わらないものもある。だから、その「変わる」ことと「変わらない」ことのどちらに焦点を合わせて提案すればよいかと考えることがある。そして大抵はその疑問のかなり手前で手放す。

 

・その種の視線を自分に向ければ、このように単純でもないと思いながら。

 

・帰宅へ。最寄りの駅で家族と合流して、夕食はスーパーの寿司を購入する。車ならばバスの往復二人分よりは節約という話。食事の準備を自分でする力をなくしてそれでも食べて眠る。久しぶりに少し飲酒。明日からはまた自分の勉強の時間になる。