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  映像研究

こういう時

・202004282303。「こういう時にしか社会は変わらないんじゃないか」はニュースの見出しになっている東京都知事が発したとされる言葉で、その言葉を文字でしか知らない。その言葉が示している政策的なアイディアはこの数日で一気に沸き起こった印象がある。それは大学の9月入学の可能性を示唆するものであり、自分が学校と関わる業務に携わり、また学校の年間予定と関わるかたちで生活を送っていることもあるから、どうしたって気になる。もしもその変革が実現されれば自分の業務と生活はいったいどのように変わるのだろうか、というような関心もあるが、それよりも今が「こういう時」つまり非常事態であるということをあらためて考えさせられる。社会が大きく変わるかもしれない只中にいることを思い、変わらなくては仕組みを維持できないほどに本来の機能を損なっているあるいは逸脱しているのだと考える。また社会の仕組みは単独で存在しているのではなく、各部分がそれぞれに連結されて、ひとつの/多数の機械としてはたらいていることを考える。機械の姿を描こうとする。