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  映像研究

この夏

・後から書いておく記録。7月の真ん中の土曜日。

 

・今週末以降の業務に必要な諸々、プロジェクターと書籍類がかなりの量になってしまったことを口実に、最寄りの駅まで車で行く。薄曇りだが暑い。夏らしい空気の中にいる自分の体も気候に馴染みつつある。

 

・一旦職場で荷物を置いて移動。新宿で乗り換えて中央線を西へ。母校のオープンキャンパスを見学する業務。それが毎年の業務であることの不思議を忘れていた。知っている人たちに声を掛けたり声を掛けられたりしていると2時間ほどあっという間に過ぎる。そういえば近年はマスクをしていることにより声を掛けるタイミングを探る一瞬があったが、それが消えていた。というか、マスクをしていない自分と対面したことがないという人もいる。別の場所で新たに出会う。

 

・学部時代の恩師に挨拶することもできた。その場に足を運べば、いつでも文字通りの自分の原点と思う。そう思える場所があることや、自分のことを知っている人がその場所にいることを、有り難いと思うようになってしまった。それを人は「愛校心」と呼ぶのか。言葉よりも心があることを思う。同時に、かつて自分が存在した場所に、全然別の人たちが存在していることをいつでも新鮮に感じる。全然別の人たちが、しかし同じようにわいわいと生きている。そのことは変わらないと思う。

 

・職場に戻る。途中三鷹で下車してカーニバルでワインを購入したのは生活に必要な活力を維持するため。Fattoria AL FIOLEのmomo。

 

・職場に戻り約3時間の業務は日曜日の月曜日の業務の山場を乗り越えるための準備。22:00に帰宅。家族が居酒屋風の夕食を準備してくれていて感謝。若芽と胡瓜の酢の物に柑橘が入っていて、楽しい。嬉しい。美味しい。就寝。