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  映像研究

日捲り

・月曜日、は祝日の振替で休日だった。だから三連休と言っていたのかと、気がつく。2月のカレンダーを眺めて、一日一日がひとつ息を吸い吐くたびに消えていくように思える。

 

・一日一鑑賞。森美術館で『私たちのエコロジー』。映像作品がいずれも興味深い。特に大きく投影された映像にあらわれる人の姿に惹かれる。一方で比較するとごく小さなモニタに映された中谷芙二子の映像にも、別の感じで引きつけられる。可能であればもう一度観たい。

 

・近くのいつかのギャラリーは閉まっていたが、業務までの少しの時間に何かを見ることをしたいと、青山のコムデギャルソンへ。原宿から新宿。

 

・業務へ。この季節の職場は日々新しい年度へ動き続けているように感じる。その中で面談。映像の納品。会議の準備。連絡。このフロアを『夜明けのすべて』の栗田科学のあの空間と重ねてみても良い。ここはいったいどのような場なのか。

 

・帰宅して夕食。家族がつくった白菜とパンチェッタの重ね煮が美味しい。「100分de名著」はローティの『偶然性・アイロニー・連帯』。15年以上前にたしか杉並区の図書館で借りて読み、しかしほとんど理解できず覚えていない。もう一度読んでみたいと思いながら意識を失う。