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  映像研究

・数日前に目の下に小さな傷が生まれて、時々思い出しながら生活している。すり傷とうっすらとしたあざ。皮膚とよばれるこの身体の表面に意図せず何かが刻まれ、それは薄れて消えたようにも思えて、完全に消えることもなく変化していく。傷を導きとして、自分の顔を少しだけよそよそしい図として見る。よそよそしいものにやがて馴染み慣れ、そしてよそよそしいと感じていたことも忘れていくのか。

 

・一日一鑑賞。いくつかの映画の朝一番の回に間に合わず、それならばと恵比寿映像祭を鑑賞する。映像作品を鑑賞すれば、見て聴きあるいは読み、また上映や投影の方法も観察する。

 

・12:00から20:30まで業務。数日前まで定期的に顔を合わせていた人、半年ぶりくらいに声を聴く人、はじめて会う人と、次々話をする。あなたは今何を考えていますか何をしたいのですかと訊ねて、その応えに再び言葉を投げる。春とはそのような季節だった。

 

・合間に映像編集が終わらない。予定はずれ続けて2月は折り返しそう。2024年の2月が29日まであって良かった。夕食はおでん。たくさん食べて飲み食後にデコポンも食べて就寝する。