&

  映像研究

ワインセラー、口実

ワインセラーが家に来た水曜日。自分の住まいにワインセラーが存在することを少し前まで全く想像していなかった。せっかく美味しいワインならば、可能な限り美味しい状態で飲みたいと考えた。並行して数本開栓するのも楽しいと思った。冷蔵庫に入れることが限界という口実もあった。8本入る。差し当たり空いているスペースには珈琲豆など入れている。

 

・午前中は家で業務の作業をする。工夫をしながら継続している作業。

 

・午後は友人のアトリエで予定されている展示の手伝いへ行く。すっかり涼しくなった小雨の日に車で国立まで走る。本を読むことと、スクリーンに向かうことを交互に続ける平日の時間に、全然別の思考が入ってくるのも望ましかった。額装された写真の佇まいから感じることもある。仕事としての授業の外で、誰に何を語りかけることができるのか、そういう課題について考える機会でもあった。17:00から19:00まで。

 

・立ち寄った古本屋で見失っていた雑誌を購入。2000年の『談』の特集は「「視覚論」再考」。学生の時に読んだ雑誌を今もう一度読みたかった。

 

・帰宅して晩ご飯。家族が仕込んでくれたパンチェッタとキャベツのシンプルなスパゲッティ。明日から月曜日までは業務を中心とした数日になる。背中を伸ばし肩を広げるようにストレッチポールに寝そべりつつ意識を失う。