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  映像研究

念(健康すなわち防寒)

・翌朝書いておく記憶ないし日記。2022年1月19日(水)。一週間ぶりくらいに7:00に家を出て8:00に職場の最寄りのファミリーレストランにinする。12:00まで自分の作業。新しいブロックを書こうとしている。何もない平野に何かがぽこぽこと立ち上がったり転がっていたりするイメージを持つ。その何かを幾何学的あるいは有機的に造形する。造形して並べる。飛石のようなものになる。あるいはアトラクションのようでもある道になる。その道を踏み間違わないように進む人(読む人)の動きを想像する。想像しながら道を敷く。

 

・イメージをすることができると作業が少し進む。「少し進む」よりもいま欲しいのは「加速」。

 

・作業の傍らで各種タイムラインを通して「感染拡大」という状況を見る。可視化されている。感染拡大それ自体に対する心配(特に業務に関係する不都合が周囲の方に生じること)も増大しつつあるが、にも増して、現在の状況に対する断絶については、不安を通り越して漠とした気持ちになる。たとえば政策や行政の仕事に関わるような話題であれば、自分のタイムラインにまったく正反対の主張が整列することは稀だが(それが良いことだとも言えないが)、現在の感染の状況に対してはそれがあり得る。楽観と絶望が、日常と比喩としての戦時下が、互い違いに織りこまれたテキスタイルが続いていく。それに対して湧き上がる気持ちも飲み込んでそっとPCあるいはスマートフォンを閉じる。

 

・昼前に業務へ。今日は同僚への連絡のみ。

 

・夕方からは自分が学生である方の(その実感がなくりつつある)学校へ。普段乗らない沿線で何もせずしばらく車窓を見る時間も貴重だった。10月以来の登校。図書館で本を返却して指導の先生との面談。内容について一定のレベルには届いているという感触を共有でき、さらに各種のアドバイスをいただく。しかし気を抜くことなく加速度的にあるいは奇跡的に作業を進めるしかないという状況も(再)認識する。

 

・そういえば乗り換えで新宿駅を通ったのは今年はじめてだっただろうか。東西の通路の感じもあり、こんなふうだっただろうか、と思う。乗り換えに無理のない範囲で衣料品を販売する店を少し歩く。あわよくば衣料品を購入したかったが果たせなかった。一着で気持ちを切り替えるような衣料品ではなく、防寒を目的として、現在持っている衣料品の組み合わせを拡張するような一着を求めている。あと2週間と少しを日常として乗り切るために、まずは自分の健康が必要。そう念じ・祈りながら22:00前に帰宅。