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  映像研究

水戸、笠間、土浦

・202110092302。帰宅して頭と身体を緩めて書いている。家族とともに北関東へのドライブ(・マイ・カー)を終えて今。今朝は早く起きてコーヒーを飲んで8時に家を出た。

 

・まず水戸へ。水戸芸術館ピピロッティ・リスト展に駆け込むことができた。周りの友人たちの感想なども聞き色々と想像していたが、良い意味でそれを裏切る内容。自分にとっては1990年代〜2000年前後の時代の雰囲気とともに記憶されていた作家だったけれども、初期のいわゆる映像作品も上映されていて、キャリアの全時期を通して見ることができたことは良かった。

 

・次に笠間へ。しばらく前から器を見たいと思っていた。並べられた器を、見て、手に取って、よく見る。あるいは判断する。そうした経験が生活に不足していた。セレクトショップのそれでは足りない。もう8年くらい前になるだろうか、春にやはり車で一日益子に行ったことも覚えている。今日は短い時間だったけれども、いくつかのお店で器を手に取る。購入することはなかったけれども、その「器を見る感覚」を思い出せて良かった。

 

・最後に土浦へ。以前に何かの記事で知り、ずっと気になっていた「つちうら古書倶楽部」へ行くことが目的だった。元パチンコ屋だという店内は古本市のよう。本の詰まった棚が視界の先まで続く。閉店前の一時間ではとても見ることができないほどの各種の古本をざざっと見る。目下の研究以外の雑多なジャンルの本を見ること自体が久しぶりの時間だった。駅ビルで常陸野ネストビールを3本。自宅用。

 

・帰宅して今。高速道路の速度がまだ身体に残っている。残ったまま、眠る。