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  映像研究

旧正月・2021

・202102061556。今日は一日在宅業務。映像編集の書き出し中あるいはアップロード中に日記を書いても良い。ちょうどいま地域の放送で「外出は控えましょう」という音声が聞こえた。家でできる仕事は家でするのが良いということか。気づけば自分も家で仕事をしている。

 

・去年の2月7日の日記の題は「旧正月」で、今と同じように、年度で区切られた業務の最後の大きな山場を超えて、新しい季節のことを考えていた。その気持ちの変化、一種の開放感を、旧正月と言ってみたかった。大きく切り替わるということを、何よりも自分自身に向けて宣言したかったのかもしれない。書かれた事柄を読み映画を見に行ったりしていたことを思い出す。数日間に家族と「そういえば、私たちはいつからマスクをして生活するようになったのだろうね」と話し、iPhoneiPadの写真をつるつるする。どうやらそれは2020年の2月と3月の間のある時期だったようだ。去年の2月の上旬はマスクをせずに花粉の予感を感じながら表参道を歩いていたのだろうか。あるいは。

 

 

・そうして「緊急事態宣言」などという言葉が普通に使われるようになるとは思わず、しかし何らかの変化の予兆を感じながら、旧正月のテンションも相まって毎日何かしら日記、メモ、備忘録、論文の準備、業務の記録などを書くようになって今日でちょうど一年になった。お疲れさまでしたとあらゆる自分の身の回りの人へ声をかけたい。過去一年といつまで続くともしれない未来に向けて。

 

・予想通り書く作業は滞っているが予想よりは気持ちを繋ぐことができている。ポジティヴな解釈では「書いていない・読んでいないときでも、いつも書くことの手がかりを考えていた」と言うことはできるかもしれない。iPhoneでLINEのKeepメモに書かれた断片。毎朝の電車の中で書かれた業務のtodoリストの隙間に論文の種のような部分がいくつかある。それを芽吹かせるように爆発的に書く作業をしたい。昨日確認したところ、2月も全面的に自分の作業をすることは難しそうではあるけれども、出来る限り。