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  映像研究

九合目の感じ

・202012282152。終わらない業務に区切りをつけて乗り込む京王線で日記を書いても良い。師走の師走らしささえもマスクやシールド越しに感じているように思う2020年の年の瀬。もう少しだけ大きな声でもう少しだけ近くに体を寄せて話したならばこの業務の質が上がるのに、と思ったりもする。別のチームの方と立ち話する中で「甲羅を背負っているよう」というフレーズを口にする。そういうイメージを持つのは今の自分が思い切り動きたいと思っていることによる。いつかこの甲羅をおろして動いたならば異様な速度で何かを語り始めるかもしれない。

 

・新たなチーム編成は不思議な感じだけれども、いつか未来の面白い時間に繋がれば良いと思う。念を送る。送るからには届けるのも自分だ。

 

・辿り着く場所は見えている。そのような意味で、ここが2020年の業務の九合目。しかし辿り着くはずのその場所に立った時に見える風景は、どれほどその場所に近づいても、いつも全く想像することができない。想像することができないのは、準備が足りないことによるのではなく、いつも予期することと現実が全く異なることによる。