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  映像研究

二倍

・リビングの壁に貼られたカレンダーを見ながら「もういくつ・・・」と発する。ここしばらく年末の年末らしさについて考えていたのはもちろん今が年末に差し掛かりつつあるからだが、すっかりと年末に突入してしまえば年末について考えることはない。考えることはない、というか、考える余裕がなくなる。

 

・今日は午後から業務だった。午前中に家を出てふたつ隣の駅で途中下車して喫茶店で珈琲豆を買う、というこれは備忘録。職場の最寄駅に着いたならばキッチンカーでチキンのお弁当を購入する。ハワイ風のデザインが施されていたカーだったし、チキンの方向性も洋風、ピクルスが添えてあったが、一方で白米には「のりたま」が振り掛けてある。久しぶりに「のりたま」を食べた。たまに「のりたま」もいい。

 

・ひたすらに紙をコピーする、そして、ひたすらに作品に点数をつける一日。学期末の過酷なタイムテーブルをチーム同僚と共に切り抜ける。気を抜くと業務上必要なパワーを超えてアクセルを踏みそうになる。21:30に終了。急いで帰宅する。

 

・家族が食事の準備をしてくれており、熊本から先月末に届いた野菜の「かぶ」を焼いたものが料理されていた。そういえば自分はこの「かぶのソテー」が好物だった。ひとりで暮らし始めて最初につくった料理が「かぶのソテー」だった。ときめいたから写真を写す。さらにいつかの『あてなよる』で制作されていた「大根のフリット」が再現されていた。おいしい。

 

・今夜は金曜日の夜だった。OVER THE SUN風に「よくぞよくぞ」と言いたいが、実際に自分は今年度、月曜日から水曜日まで自宅で作業をし、木・金・日と業務に出掛けていることが多いから、「よくぞ」も何もなかった。「自分の週末」のほかに「一般的な週末」も味わっている。週末が二倍の生活。

 

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