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  映像研究

ここは

 
・201709160959。ここは図書館。


・昨日は山に行くつもりだった人たちと西荻で飲食。締め切りはきわどいが人と話すことで何かのアイディアが面白い方向に転がる可能性だってある。ここは頂上でもテントでもない。だけれどもそうして日頃していることから離れる時間が少しでも許されるのならば。


宇多田ヒカルの『真夏の通り雨』という曲を今更ながら何度も聴いている。5分半、その時間の中で想像しながら聴く。駅から帰る夜の誰もいない道を歩きながら聴いていて、思わずはっとした。「自由になる自由がある」は「自由になる・自由がある」なのか「自由になる自由、がある」なのか。「いえない」は歌詞カードを読めば「癒えない」と書かれても「言えない」と聴いても良い。


・決して速い曲ではないのに、ほとんど暴力的に飛び去っていく、と思うと「乱暴に」というフレーズが飛び込んできて立ち尽くす、立ち尽くせない。その速度のようなものをミュージックビデオが掴み取っていて、何度か見てしまった。「ファントム」というアルバムの題も考えさせられる。そういえばいま考えているのは「幻想は現実に対立しない」ということだった。写真ということだった。