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  映像研究

4月半ばの日記

 
・4月17日は日曜日。昼から業務へ。国立で途中下車して例の市へ行き、たい…と思っていたのだけれどもそれは叶わず残念無念。夕方業務終了後はチーム同僚とともにラウンジとしてのどん底へ。どん底から始まる一年。I君の誕生日を祝いつつ夏までのことを色々と話す。きっとあっという間に夏が来る。それまでにやりたいことが沢山ある。帰宅してSMDくんのページから「心からの叫び!元原発技術者菊地洋一さん中部電力靜岡支店で訴えた」を見る。「訴え」に対してコメントを差し挟むことはできない。ただ見る。



・4月18日は月曜日。数日ぶりに全くの空白の一日。読書。少しずつ読んでいた小出裕章さんの『放射能汚染の現実を超えて』をほぼ読み終わり、並行して読んでいた小沢健二という人の『うさぎ!』も再度読み直した。そしてまた鎌仲ひとみさんも書いている『ドキュメンタリーの力』という本も読む。先週観た『ヒバクシャ』が撮影された過程が書かれていて一気に読む。夜に九州から帰ってきたTくんが来てこの一週間のこと、高円寺のデモ以降のことを色々話す。



・4月19日は火曜日。午後から業務関係の都内某所の施設見学。視覚メディアの先端的表現(なのかどうか)について3時間ほど色々と見せてもらい話を聞く。映像「と」ネットワーク、あるいは映像「の」ネットワーク、いずれにしてもそれらのテクノロジーが出来ることを探したならば、それは人びとを監視する、人びとを監視し合うシステムの構築にしか進まないような気がする。気がするだけだといいなぁ。薄暗い気持ちを抱えたまましかし職場の数名で夕食へ。普段はゆっくり話せない方々とゆっくり話せたのは良かった。銭湯に立ち寄って帰宅。



・4月20日は水曜日。夜まで完全に空白。読書。部屋の掃除など。高橋悠治の話もいま聴くとまったく違って聴こえる。夜から母校の最寄り駅に向かって同僚宅へ。後輩とのレクリエーション(re:creation)は恒例行事となったカレー・パーティー。基本的に大学生が元気そうで良かった。元気ならば大丈夫。元気がなくてもとりあえず人と会えていれば良かった。そうして中に福島からこちらに来ている学生がいたのだから、どうしても気になって家族のことなど色々聞いてしまった。その言葉は重い。一足先に帰宅。ホームで偶然にも間接的な大先輩とばったり会って話す。どんな状況でも大学という場所で何か試みている人がいる。そのことも心強い。25時帰宅。



・4月21日は木曜日。八王子駅で市議選の期日前投票選挙公報を読んでみた結果「生活者ネットワーク」の人に投票してみる。投票後図書館で本を返却。Tくんから聞いたタマフルでもおすすめされていた中井久夫という人の『昨日のごとく――災厄の年の記録』を借りてみる。その後馬天使でランチはサンドイッチ。新宿へ向かってジュンク堂で『子どもと昔話』の新しい号と、身も蓋もないタイトルの2冊の新書『内部被曝の脅威 ちくま新書(541)』『原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)』購入。夕方一瞬業務。帰宅して読書とインターネット。