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  映像研究

加速をつけながら終わりゆく夏の備忘録:1

 
・8月21日(日)は前日の「つどい」からの行動。午前の中央ラインを下って高尾自宅へ一時帰宅。図書館に返却する書籍&DVDを持って出かける。図書館へ。付箋紙をいっぱい貼ってしまったベルクソン本などを延長して借りる。「返すときには付箋紙を剥がしてくださいね」と優しく注意されつつ、夏の後半は全然読書していないじゃないかということにようやく気がつきつつ、国分寺で乗り換えて母校へ。毎年恒例の母校の説明会を聞きに行く業務。その後研究室にてこちらも毎年恒例行事のMTG。20時帰宅。月末の登山の準備をするつもりが予期せぬ就寝。



・8月22日(月)は前々日の「つどい」の後片付けのため午前中は三鷹台へ。全面的に協力してくれた建築事務所の皆さまへの溢れる感謝の気持ちを肉体的な労働といつかの手みやげで返そうと思う。午後から久しぶりの業務へ出かけたならばキッズたちに「夏休みですか」と聞かれて「違います」と答える。夏休みという概念はない。夜は毎年恒例の行事と恒例の行事からの食事会。あらゆる人があらゆる自分の業務という点から、社会の変化、のようなものを感じたり感じなかったりすることができる。自分の場合はそれは例えば「大学」という教育機関だ。色々話しつつ24時前に終了。



・8月23日(火)は朝からの業務。加速度的に夏の終わりを感じつつ天候は不順。市民プールに行くようなことさえも「ああ、いつだってできるな」と思っていることはなかなかもう一度到来することはない。夜は某小金井の某カレー店にて定休日を活用して開催されていた音楽イベントへ遊びに行く。去年のフェスティヴァルでも演奏してくれたNくんがある曲を歌っているときに、みんな手を叩いたり、テーブルを叩いたり、持っているグラスを箸で打ってみたり、合いの手を入れてみたり、急にそういう瞬間が訪れて、とても良かった。23時に帰宅して就寝。



・8月24日(水)は朝からの業務。本当に恐ろしいことに今日までに考えなくてはいけないことになっていたのは「年末年始のカリキュラム」だ。そんな時間と空間がいつかやってくることを全く信じられないなりに、それが業務というものなのだから仕方がない。仕方がないので荻窪で途中下車してささま書店にて久しぶりにディグ。その後立川で途中下車して銭湯へ。夏の暑さとともに夏の記憶が消えてゆくような日々を辛うじて繋ぎ止めるための備忘録。



・8月25日(木)は夏の業務の最終日。朝は少し早く出てベルクでモーニングプレート。「ベルクでモーニングプレート」とつぶやくのが一日の始まりであるような日々はこうして一段落する。終了後は打ち上げらしい打ち上げへ。ジンギスカン屋にて誕生日プレゼントとしてジル・ドゥルーズの『シネマ2*時間イメージ (叢書・ウニベルシタス)』を頂く。そんなもん頂くと思ってなかったよ。ありがとう。その後「どん底」で飲みつつ放談系トークもそこそこに、超久しぶりに終電を諦めて歌舞伎町のバッティング・センターへ。更に26時から箱状の歌唱施設でJ-POP交流戦。チーム同僚の懐の大きさをあらためて感じつつ始発にて帰宅。