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  映像研究

夏休み・2010

 
・夏期の業務が終わって即山登りへ出かけて帰ってきて約一週間、夏休みらしい日々を過ごしている。部屋を片づける/捨てるものを捨てる/公共料金を払う/これは義務/『ミツバチの羽音と世界の回転』をようやく観ることができた/庭の植物の栄枯盛衰をじっと見ている/高校のときの友だちとすごい久しぶりに会った/中学のときの友だちとまぁまぁ久しぶりに会った/図書館で難しそうな面白そうな本を借りてきてそれを読みながら昼寝をしている/またはギターを弾いてみたりしている/ハイボールとか作る用の炭酸水にレモンを搾ってごくごく飲んでいる/夕方になるまで飲み続けて暗くなるとそれにジンが投入される/本を読み続けながら/冷製パスタとかをつくる/よく行くカレー店が9月頭で2周年とのことで、そのパーティー用にTシャツをつくってみたりもした/久しぶりのシルクスクリーンは楽しい、ただ35℃の日にやる作業ではないな……というようにだらだらと過ぎていく日々に少しの罪悪感。これもまた夏休みらしい独特のかんじ。ところで夏が来る前のような「はじまって欲しいけど、終わって欲しくないから来て欲しくないかも」というような季節に対する思いを、今年はどういうわけか「秋」に対して思っているのだった。9月、10月、11月、と何か途轍もない素晴らしいことが待っているような気がしてしまう、そのような気持ちを抑えきれないのはどういうわけだろう。2010年は秋。空前の秋ブーム。コーデュロイの服・家でいれるコーヒー・毛布・焚き火・平日の昼間・散歩・その他諸々、そういった事どものすべてが半年以上ぶりに生活のなかに戻ってくることが喜ばしい。喜ばしいなぁ。