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  映像研究

さて、そして

 
・アウトドア・アクティヴィティが駆け抜けていった11月のはじめは気がつけばすっかり秋というか晩秋、むしろ初冬。アウトドア・アクティヴィティ、直訳すれば「野外活動」ですけれども、それが一体どのような種類の、どのような目的の、どのような質のものであるのかについて、今まで以上に考えていくことになるであろうと予感している今日この頃。山に登るとか、キャンプするとか、焚き火するとか、そういった話をしたならば、非常に興味を示す人、そこそこに興味を示す人、スルーな人、ちょっと微妙な反応の人、様々ではあるけれども、それはどのような生活感の違いからそのような反応として現れるのかとか、そういうことについても考えてみたい。



・アウトドア・アクティヴィティ、そして自然主義のようなもの。恐らく近代以降の文化のなかで微妙にかたちを変えながらたびたび回帰する(あるいはつねに静かに流れている)そのような志向は、全く新しいものではないと同時に、個々の都市生活者にとってはつねに新鮮な価値観として現れるのだろう。そのことを理解した上で考えてみたときに、さて自分はそのような価値観をどのように「変奏」するのか。そしてそのようなアクティヴィティや、そのアクティヴィティの記録(=表現)を用いて、どのようなものに対抗しようとしているのか。そもそもそれは何かへの対抗であり得るのか。と、そんなことを(普通に)考えている秋。それにしても天気がいいと気持ちがよい。