&

  映像研究

労働と運動(球技)

 
夏至だって。日曜日の定例業務。雨が降ったり強くなって吹き降ったりする蒸し暑い梅雨らしい天候。晴れている日は観光地的なアウラを醸し出している出勤前の早朝の高尾駅も今朝は閑散としていた。そして暑いのか寒いのかわからない天候の前では、何を着たらいいのかも全然わからない。半袖半ズボンはまだ勿体ない(夏はこれから)ので、いつだってシャツを腕まくりして、結果的に少し無駄に快活風味に見えていればそれでよいと思う。



・そんな日曜日の業務終了後。職場のオーガナイザーにスカウティングされて人生・初の「フットサル」に参加。今生で足で球体を扱うことはもう決してないと思っていたのだけれども、生きていると色々な偶然やら巡り合わせがあるのですね。普段はあまり絡むことのない別の部署(?)のかなりヤングなプレーヤーから妙齢の元男子まで、約15人のアーティー・ピープルが参加。小雨降る中激しいぶつかり合いで、あらためて自分の「足で球体を扱う」センスのなさ(全くない本当にない)を確認する結果となったけれども、このようにして自分が「何かを下手である」こととか「何かが出来ない」こととかを知ることは面白いとも思う。そして人が運動しているところを見ることも面白い。



・そして即席部活動後は近くの中華料理店にて打ち上げ。足で球体を扱えなかった雪辱をジョッキの回転率と軽妙なトーク的なものでカバーしたい日曜日の夕べ。それにしても職場の人が集まって運動をしたり、お酒を飲んだり、人の日常にちょっかいを出したりすることは世にも素晴らしいことなんじゃないかとあらためて思う。何かを共有することとはもしかするとこういうことかもしれない。いつか梅雨の夜の小雨の中のフットサル(と中華料理店の注文してもしばらく出てこない餃子)を思い出したとき、それは結構良い感じの記憶になっているだろうと、そんなふうに思う。