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  映像研究

「遊び」の中にいる。

 
・早急に図書館に返さなければいけない本からの抜粋。メモする代わりに備忘録。少し長いけれども引用。それはコピーライト的には…??


「遊び」は、人間の願いや想像力が、人間の生活以上に優勢になったとき、人間のエネルギーが有り余ったときに生まれました。このエネルギーは、自由で、自発的で、ルールなどなく、楽しい・嬉しいと思えるアクションそのものです。つまり「遊び」とは「イエス・アンドの連鎖」で成り立っています。「そうだね!」「それいいねっ!」「それ面白い!」このように、遊びはすべて肯定的な言葉「イエス」で繋がっていきます。そして「そしてさぁ〜」と言って自分のアイデアを付け加えていく。それに対して相手が「それ面白いねぇ〜」と「アンド」で自分のアイデアを付け加えていく。これが「遊び」の仕組みです。


・上記のテキストを書かれた、絹川さんという俳優、インプロヴァイザー(ってなんだろう?)という方のことは今まで知らなかったのだけれども、これを読んで素直に「良いこと言うなぁ」と思ってしまったのでした。しかし色々とリンクを辿ってみればどうだろう。自己啓発系スローガンには、極めてアレルギッシュな自分としては、「インプロ」というのもなかなか微妙なニュアンスを持ったカテゴリーなのだと思う。例えば『相手のよさを引き出すインプロ・ワークショップ』というのはかなりギリギリだし、『あなたは見ているようで見ていない!自己発見セミナー』は、引用させていただいてアレだけれども、確実に全然得意ではない雰囲気のアレだ。



・しかしそれでも、上記のような「遊び」についての定義(みんなそれぞれ「遊び」の定義を持っているのだろう)が気になってしまうのは、今まさに自分は「遊び」の真っただ中にいるからなのだと思う。そしてあるいはまた、これから先もしもこのウェブログのタイトルについて、その由来を聞かれるようなことがあったならば(しかしそのようなことはあまりありそうにもないのですけれども)、上記のようなことを、自分のニュアンスを通じて伝えてみるとかなり適当かもしれないと、ちょっと思う。そして、そういえば自分はいつも、つねに「遊び」の中にいるのだと、そう思う。


日常を変える!クリエイティヴ・アクション (Practica)

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