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  映像研究

夏の三連休、夏の部分、日付が変わる直前はフェスティヴァルの断片

 
・こんばんは。そして暑中お見舞い的なものを申し上げます。「猛暑日」という言葉が何となく未だにしっくりと来ない自分にとっての2008年、夏。しかし、否が応にも、まごうことなき、まったき猛暑。こんな素晴らしく夏らしい数日が偶然的に休日だったもので、その太陽の光を、その力を誰よりも満喫すべき、西へ北へと移動する。そのような、これは、サマータイム・備忘録。


・8日(金)。実家に戻り車にて引っ越し予定の新居方面にドライヴィン。道中翌日の「BBQフェス」を行う会場の下見もする。緊張に震えながら不動産的な契約の書面をアレした後、内見含め三度目の新居視察。襖を外し、畳を剥がし、執拗に室内の部位を採寸する様子に不動産屋さんも若干引き気味で、それでも「次回お引っ越しされる際はご購入も検討されてはいかがですか?」とご提案して頂いたりしつつ(しかし今のところ全くそのようなことは考えられないけれども)、快適な暮らしについての、各種意見交換。その後西東京のホーム・センターを攻めつつ、福生では祭の神輿に道を阻まれつつも(本当のフェスなのだからそれは仕方がない)焼き肉を食べるために、実家に向けて車を走らせる。


・9日(土)。日付が変わる前後には、地元の悪い仲間と合流して(無意味な嘘)、サバービア・デパートメントとしての「ドン・キ・ホーテ」にて各種BBQグッズを購入。差し当たって用途が謎のB系キャップも12個購入。夜のうちに河原の場所取りも済ませて帰宅して睡眠。翌朝は朝からスーパーマーケットで食材からアルコールまでをBBQ番長の仰る通りに(教えに従って)購入。とりあえずキノコは全種類買うような学生サークルノリのBBQを横目にピンポイントで「ズッキーニ」を購入するような、もちろん発泡酒はノー・サンキューな、そんなアーヴァンなスタイルを提案系。


・そしてBBQのロケーションはホームタウンであるところの東京都北西部、東京都と埼玉県の境界に流れる柳瀬川。20代も佳境を迎える私たち、プラス幼児。イメージ検索的には「ku:nel系・BBQ」を志しつつも、ipod-DJでは何故かFPMとRIP SLYME、夏らしい安室奈美恵はベスト。クーラー・ボックスの中で必要以上に冷えたビールを飲みまくり、コンロで焼けたものを次々と食し、ホイル焼きを仕掛け続け、暇を持て余したらおもむろに川に入水。小学生におたまじゃくしを自慢などすることにも飽きたならば、昼寝。遠くで雷が鳴り響きながらも、このようなフェスティヴァルは終わらない。


・10日(日)。日付が変わる前後には、友人宅で「冷や汁」を食しながら「BBQフェス」は無事にチル・アウト。気づくと帰宅してあっという間に睡眠。翌日は朝からホームセンター&リサイクルショップでの念入りなリサーチ。あるいは午後からは休日におけるプチ業務として、西東京の中央に位置する母校である大学にて、また違った種類のリサーチだってしてみたりもする。思いがけず日が暮れたので国分寺にて会食。そのようにして慌ただしくも三連休は終ろうとする。エンドレス・サマーはエンドレスなりにエンディングに向けて疾走中。夏の、夏らしいところが好きですが、しかし、いつだって夏は、その部分しか見せない、そのように思う。