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  映像研究

寒くなってきたので火をおこすことにする

 
・9月もこうしてあっという間に終わろうとする日々。秋雨前線停滞中?涼しく、ことによれば冷たい雨が降る気候に冬の寒さを想像して、その想像に震える日々。1ヶ月後の10月末にはきっとストーブなんて点けているかもしれないのです。



・30日水曜日は昼間、数週間前に勢い余ってドメインを取得してしまっていた「山部.org」のデザインと格闘。夜は国分寺にて年に一度のフェスティヴァル風味の集い。20才くらいから30才くらいまでの約30名ほどが参加するアーティスティックな集い。去年まではもう6年くらい連続で「HO・RA・GA・I」という世にもヒッピー・テイストなジャズ喫茶(?)で西東京の洗礼的なイベントとして行っていたものの、そのお店は去年の夏の終わりに惜しまれつつ閉店してしまったものだから、場所を変えて行う。でもイベントの名称は「HO・RA・GA・I」。「富士」と関係ない場所でやっても「フジロック」であるのと同じようなことだと自分で納得する。しかしほら穴のような店だったので、結果的に違和感なし。こうして歴史は継承される。キッズたちとは主に「終わりつつある00年代クロニクル」についてトーク



・10月1日。そうして今日は「おもちゃ」を購入するために水道橋へ向かう。おもちゃとしか言いようのないそれは「火遊び」をするためのものだ。とりあえず例えばDS的なものにもPSP?的なものにも何ら興味が持てず、というか電車の中ですっかり大人な人がそういった機器で遊んでいるので見るにつけ「いや、別にいいと思うよ、いいんだけどさぁ…オシャレなのかなぁ…それ(小声)」と思ってしまうような自分が、考えてみれば本とかDVDとか必要な衣料品とか以外で自分のお金で初めてまともに購入した「おもちゃ」がこの「焚火台」というものであります。



・「snow peak」という可愛らしい名称の会社から発売されているその商品の箱には、「ディープな焚火の世界。 焚火台(M) T・A・K・I・B・I・D・A・I もっと深く、もっと楽しく、もっと優しく。 深く優しい焚火ワールドへようこそ。」と書かれていて、この文章を読んだだけでも、かなり浮かれ気味だという意味において、この物がいかに「おもちゃ」であるかが感じ取れる。とりあえず「焚火は深い」っていうことと「焚火には『世界』がある」ということがわかるけれども、それにしても「T・A・K・I・B・I・D・A・I」はちょっと浮かれ過ぎではないのでしょうか。例えばもしも「歯磨き粉」のケースに「H・A・M・I・G・A・K・I・K・O」って書いてあったら、ちょっとその商品は気味が悪いと思う。でも「焚火台」の「T・A・K・I・B・I・D・A・I」が許されるのは、やっぱりそれが「おもちゃ」であるからなのだと思う。



・おもちゃを携えて、裏山部(羨ま部)キャプテンのHRM君に用事があったものだから地元方面へ。そうなるともう、試用するしかないじゃないか。地元方面の(自称)清流「柳瀬川」沿いに車を走らせて、19時から約2時間のミニマルな「2009-10AW TAKIBI MEETING vol.0」は完全にノープランながらも無事開催。昨日まで雨だったのでなかなか焚き付けるのに時間がかかってしまったけれども、どうにかなった。そして努力と工夫次第でどうにかなる、ということがわかった。そして炎最高。今シーズンは色々な人と、色々なバリエーションの焚火をしようと思う。もう、いつでも/あらゆる場所で焚火をしたい。