&

  映像研究

ここは

・202401261907。御茶ノ水の星乃珈琲で書いている。ノートPCを開いて。スクリーンの先の見慣れない風景。この場所にいるはずではなかった。業務における不測の事態がドミノ倒しで今ここにいる。印刷業者さんに無理を言ってお願いをしている。その作業を待つ時間。待つことしかできない時間に書いている。書くことでここがどこか分かる。

 

・去年のこの時期は博論の審査に向けて諸々を調整していたことを数日前に思い出した。どう考えても去年のこの時期の方が切羽詰まっていたのにもかかわらず、今年の方が大変に思えるのはなぜか。去年のこの時期がいわゆる火事場であったということか。終わりが見えているからこそ絞り出せる力が確かにあった。そして1月後半から2月のあの時期を眩しく思い返す。2月と3月は春休みのような気分だった。調子に乗った買い物も多くした。

 

・今年もあと二週間ほどで春休みの期間に入る。例年すべきことしたいことを箇条書きで挙げる。今年は新年度の開始から逆算して準備が多くある。並行して行きたい場所も多くある。2024年の4月に焦点を合わせながら、しかし同時にその先の時間を想像で辿ってみたい。

 

・昨日くらいから空気の感じが少し違うように思う。湿度か。花粉か。雨が降るたびに季節が進んでいるのか。自分のからだの感じも少し違う。動きたいと思う。声を出したいと思う。そして風景には動きや蠢きが満ちていることを思い出し、その予兆のようなものを受け取る。二十四節気を調べれば、大寒から立春の間を動いていた。劇的な季節。変化。

 

・家の前の梅の木を見ている。今朝気づけばあっさりと咲いていた。記録を見返せば去年は2月3日だから少し早い。待ち合わせに少し早く着いてしまったような佇まいで咲いている。

 

f:id:MRTR:20240126194205j:image