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  映像研究

・明日から夏の集中的な業務がはじまる。ので今日は準備のために約一週間ぶりに職場へ。職場の空間にいると自分に明確な役割が与えられる。個人差も個人の中での変化もあるだろうが、人にはある程度までこうした役割の感覚が必要なのだと思う。自分の持つある部分の能力が活性化されて、意識の循環がはたらくようも感じる。逆に言えばそれほどまでに長い休暇だった。

 

・「夏の集中的な業務」と言ってみて、そういえば今は7月の12日だった。もうしばらくは「例年であれば今はまだ梅雨かもしれない」と思うだろう。思っても良い。確かに気象の条件では夏だが気持ちとしてはまだ夏ではないという感じもある。そしてしばらくは梅雨のような天気が続く予報。

 

・それは登山における登山口のようなイメージかも知れなかった。届けを出して地上から地上とは異なる場所へ足を踏み入れるイメージ。いつかの山行では、夜中に集合して、夜のあいだに移動して、朝に山を登りはじめることもあった。移動中の車では交代で仮眠を取ることが望ましいが、これからはじまる山行が楽しみ過ぎて眠ることができない。車の中で楽しい音楽がかかり楽しい会話が続く。そうしてぐったりとして登山口に立ったこともあっただろうか。

 

・口をくぐり抜けて夏に突入する瞬間。気をつけながら進む。