&

  映像研究

教科書的/臨床的

・202306192012。デスクで書く。書くことが難しいと感じる時も、書くことが必要に思えない時も、書くことが遠く思える時も、書いてみると良い。無理はしない。無理をしないと自分のコンディションを知ることができる。月曜日は休日として何もしない。先週から歯の治療に突入した。いつも行く歯医者にて「教科書的には抜歯ということになりますが臨床的には治療をした上で数年様子をみても良いでしょう」と説明を受けて、その事実に軽く驚きつつ、同時に年齢を重ねればそういうこともあるだろうと納得しつつ、しかし何よりも「臨床」という語が自分に関わる概念語として発せられたことに新鮮な感じを持つ。自分という具体性あるいは個別性。過去も未来も唯一だが未来は未だわからない。そうした諸々が圧縮されて臨床的な判断を提示された。すんなり終われば映画館で『怪物』を観る計画だったが気分が変わり帰宅する。慌ただしく生活をしながらしかし俯瞰で考えれば休んでいる。具体的な計画を立てようとしている。