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  映像研究

雨らしい雨

・202107022214。帰宅する京王線で書く。コンディションに困難があるときこそ積極的に書いてみたい。たとえば雨も困難であり得る。珍しく一日中かなりの強さの雨が降っていた。外出せずとも許される日の多い生活を送っているとこのような天候条件にも抵抗を感じる。傘をさす。駅までバス。ゴアテックスのトレランシューズで。

 

・午前中に熊本の友人の農園から野菜セットが届いた。月に一度箱に入れられて送られてくる野菜の様子によって季節の変化を感じているのかもしれなかった。毎回同封されている通信を読むことも楽しい。そしておまけについてきたホーリーバジルも嬉しい。いま必要なのはホーリーバジルのお茶を飲みながら、研究とは関係ない且つ雑誌などでもない、適当な本を読む30分を眠る前に持つことかもしれない。

 

・正午前に家を出る。業務の前に一時間余裕があると見て新宿伊勢丹メンズ館へ駆け込む。来週必要になるお土産を下見するというのはあくまでも口実で普通に洋服を見たかった。健康に生活を続けるためには定期的にデパートで衣料品を手に取り一つ二つ試着などする時間が必要になる。7Fのオーセンティックから6Fのコンテンポラリーカジュアルへ。この時代の何かを考えながら選ばれた色や形や布に触れる。勿論何も買わない(買えない)。別のビルのセレクトショップでポータークラシックの刺子のパンツなど履かせて貰う。貴重なひとときだった。

 

・その後昨日とほぼ同じく14:00から22:00までが光の速度で消える。今日に限っては、普通に同僚と会話をするのに全然言葉が出てこない感じがあって、流石に不安に思う。けれどもこの雨だった。不調を当然と思う程度の余裕が欲しい。集中的に言葉を話す日曜日に向けて少しずつ調整する。

 

・追記。帰宅すると家族が届いた農園の野菜でシャルキュトリー的なものを作ってくれていた。モロッコいんげんの美味しさに閃きを感じる。書いておく。