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  映像研究

金曜日

・家で文章を読む作業をする金曜日。作業の傍で料理をしたい。午前にポトフを仕込み午後にはきゅうりをサワークリームとオイルであれしたシャルキュトリー本に載っていたサラダ的なものをつくる。午後から業務。会議二本のあと授業一本。今日はメインパーソナリティではなかったから裏で内職。来週のオンライン勉強会に向けていくつか本棚から本を引き出す。ほとんど読んでいなかった、ヴィクター・バーギン『現代美術の迷路』の関係箇所を読むなど。写真について考えることを継続しているが、写真を撮ることから遠く離れているという実感。自分の映像に関する意識が完全にzoom的なものの方に向かっていて、「シャッターを押すこと」や「フィルムという物質に定着されること」の実感に対する興味が薄れてきている。これもウィズコロナ的な意識の変化なのだろうか。

 

・一方で「タブローを見たい」という気持ちも確かにあり、それは最近強まっている。薄暗い空間でスポットに照らされた壁にかけられたイメージを見たいと思うこと。そのイメージは静止している。カメラで撮影されたイメージに見える。そういう場に身をおきたいと思う。神田のtetokaというスペースで開催されていた高橋恭司展には行けなそう。写真美術館の展示に滑り込むことが、展示の状況的にも、自分のスケジュール的にも、できるかどうか。