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  映像研究

2月最後の土曜日、東京

・あとから書いておく記録。土曜日。三寒四温の寒。朝から少し論文作業する。数日停滞していた文章を、客観的に読み返してみる。絶望的な状況だと思っていたが、少し時間をおいて読み返すと、そこまで悪くないのではないかと思う。この楽観的な感覚が大切だと思う。読み、書き、書いたものを読み、やむを得ずしばらくおき、また書いたものを読み、書く。読みながら。

 

・午前に用事を終えた家族と合流して隣町の駅前で集合する。時々お惣菜を買ったりする民家を改築しているビストロのようなお店でランチを食べる。ソテーされた豚肉を口に入れた瞬間、ひらめくような感じを得る。良い時間。その後下北沢で少し買い物して六本木方面へ。

 

国立新美術館で五美大展。何となく毎年見に来ている。自分にとっては卒業制作展は業務のリサーチの場でもあり、研究に繋がる学びの場であり、見ることを鍛える場でもある。いずれにせよ、この現在の状況を写す作品が並んでいる。あるいは自分の興味・関心に従って、編集するように見ている。そこに「緊急事態」や「ステイホーム」を読むのはあまりにも恣意的だろうかなどと考えながら。

 

・その後自分の用事で職場に一瞬立ち寄り、少し早い年度末の挨拶をして、ややあって帰宅。業務ではない感じで職場にいると少しだけ別の視点で場所の雰囲気を感じることができる。ランチを食べた店とは別のイタリアン食堂で前菜のみテイクアウトして帰宅して夕食。