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  映像研究

絞り出すように言葉を

・202012212132。暗号のような数字は冬至の夜9時半。タイムラインに溢れた言葉から冬至に関する言葉を見る。寒さは今日以降も増大するだろうが太陽は少しずつ近づく。そのことの希望。冷たく長い夜が好きな人もいるのだろうが、少なくとも自分は陽の下で薄着でごろ寝したい。必ず暖かい未来の時間にいる自分を想像しないまでも一瞬そのことを思う。念を送る。

 

・午前中は友人とのオンライン勉強会納め。ポール・ストランドと言おうとして、ポール・スチュアートと言いそうになる。98年前に英語で書かれて97年前に日本語に翻訳された文章を読む。今年はこのオンライン勉強会に助けられたところがある。来年の計画も少し話してログアウトしたならば午後遅めからの業務へ急ぐ。

 

14日間のトレイルの6日目までが終了。しかし今年はここからの8日間が文字通りの山なので同僚と、気が抜けないね、という話をする。

 

・毎年この季節の記憶がない。業務の時間の中で自分が話す言葉の量に、普通の意味での思考や記憶が消されてしまうようにイメージする。凪のような年末年始は実家でテレビを見たりしているうちに、目の前の人と普通に会話することを取り戻していく(そしてまたすぐに失われる)のだが、さて今年はどうなのか。