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  映像研究

ビバーク

・202008161907。夏の夜の闇。ここはコーチャンフォードトールコーヒー。例年市立中央図書館が閉館している際にお世話になる夏の避難所的なスポットに今年は別の意味でinしてみた。テーブルには「飲食時以外はマスクの着用をお願いします」というシールが小さく貼られていて、なるほど、と思う。散髪をするために八王子に車で行きそして帰りに本屋に寄る。本屋で雑誌などパラパラしてしかし何も購入せずドトールに座ってみたがしかし勉強せず、結局業務のメール返信とSNS更新というポスト・フォーディズム的な曖昧な時間が過ぎてゆく。笑点だかサザエさんだかがテレビで放送されていることを想像するとともに週末が終わる切なさを感じているのは、自分が夏の間はウィークデイに労働する人間になるからだ。帰宅して野村訓市のTravelling Without Movingを聴きながら家族と夕食だろう。明日からが夏の業務・最後の7日間。業務で求められているできる限りのことをしつつできる限りの自分の研究の準備をする7日間にできるだろうか。暑さの残る夜の闇を見ながら視線を休める。ビバークのような時間。

 

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