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  映像研究

・あとから書く日記。5月最初の日はリモートワークで終わる。気がつけばあっという間に一日が終わる。車に乗ることが停滞しているように思える生活に風を吹かせる。車を買ったら木を買いたいと思っていた。新しい車は荷台が広いから、ホームセンターで木を買って、荷台に立てて・・・と思っていたのは、新しい車が花屋で使われていたりするということを知って、無意識のうちにその情報が刷り込まれていたのかもしれない。ともかく木を買った。自分が想像していた木は10000円くらいすることを知り、予算を考慮した結果、あるいは小さい方が育っていくのを見る楽しみがあるかなと思い、1000円ちょっとの苗のような木を買った。コレッジョラというオリーブの木

 

・木を売られていたときのポットから抜き陶器の鉢に移して「オリーブ用の土」というのをまんまと買ってしまったのだから、それをさらさらと注ぐ。ベランダに置き水をやり、そうだ写真を撮らなくてはと思い、木を写真に撮ろうとするがなかなかうまく写すことができない。たとえば人を、あるいは料理を、または木を、うまく写真に写すことは難しい。iPhoneの提案するがままにしてみたらどうだろうかとシャッターボタンに触れ、適当に加工してみる。これは写真だろうか。

 

・夜に20年来の友人、元は大学の後輩から電話があった。ともに大学生だった頃に一緒にアルバイトをしていた頃のことを「昔」と口にしたから「昔?」と思ったけど、確かにそれは15年以上20年近い過去だから「昔」ではある。今も自分がその業務を続けていることもあり、全然昔感ないけど。電話で話す感じが、その「昔」と変わらず面白くてつい喋り過ぎてしまった。別の友人のFacebookの投稿を読み「元号が変わって一年」ということを知る(思い出す)。区切りを想定することが難しい今、何かの時の区切りを置いてみること。新しいことを始めることもまた本来存在しない時の流れに点を想定することであるかもしれない。

 

・木を買う。

 

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