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  映像研究

友人たち

 
・201811060943。今日も自宅で作業。天気は曇りで朝は雨がぱらつく。家族を車で駅まで送り洗濯と朝食。NHKラジオの『まいにちフランス語』を毎日聴いている。それで今。


・友人から子供が生まれたという連絡をもらう。感慨深さしかない。このまま回想とインターネット上のどこかにあるはずの写真を見続けてしまうとそれだけで午前どころか一日が終わってしまうから自制して、それでも色々な過去の場面を思い出す。場面ほど具体的でない、ある「雰囲気」。あるいは場所と結びつくことさえない「感じ」を甦らせようとするだろう。山を歩く時間、高尾という場所、藤野のある出来事、国立や小金井で過ごした時間、色々な「雰囲気」や「感じ」は今も鮮やかであり続けている。回想の中断。


・土曜日に焚き火をしながらそれぞれの近況を聞き(足りない)、一人一人の中で確実に何かが育っていくことに、触発される。みんな30歳前後から10年近く、あるいはそれより長く基本的には同じことを続けていて、それが確かに積み重ねられている。その一人一人に自分は過去のいつかに、確かに言葉を投げたという実感がある。その言葉と今の現実が繋がっていることに、圧倒される。恐ろしくそして面白い。現在進行形で大きな仕事をしている友人もいる。そのなかでささやかに、しかし粘り強く継続されていることもある。感謝と驚き。思考の中断。