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  映像研究

7月4日

 
・「7月4日に生まれて」っていうフレーズは何だっけ、と思って7月4日に生まれた友だちの誕生日を思い出した。メールを送る。メールを送ると友だちは仕事で北海道にいるとのこと。自分は仕事で北海道に行くことはあまり考えられないけれども、一般的には人は仕事で北海道に行ったりすることもある。仕事とは何か。


・『文化系トークラジオLife』のPodcastを聴いていて、その一番新しい回のテーマが『忙しさとの競争』というものだった。忙しいとは言いたくない、という心理についても例えば話されていた。人は日記に「忙しい」と書き付けてそれが一線を越えたならば日記を書くことをやめるのかどうなのか。色々思うところがある。労働のことを考えることもある。


・同時にしかし本は読んでいる。ともかく本を読まなくては話にならない段階があり、段階は色々とあり、だからとりあえず読む。ずっと読めていなかった『ゴダール的方法』という本を読み、そういえば國分功一郎さんの『ドゥルーズの哲学原理』も読んだ。そこから遡って関連する『表象』や『思想』の文章も読み直すだろう。段々問題の輪郭がはっきりとしてきた。


・問題の輪郭がはっきりしてきたならば、同じように「ドゥルーズ」と書いてあっても、差し当たって読んだ方が良さそうな文章なのか、差し当たって急ぎでもない文章なのか、わかるような気がしてきたところがスタートで、そうであることによって同時に、差し当たって前々関係ないけれどもそれはそれで面白そうな文章、というものも登場したりする。


・「7月の予定もある程度見えてきてこの夏はとにかく先回りして準備をして…」とか思ったらもう既に7月に突入していたことに気がついたときの呆然。呆然としながら7月。