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  映像研究

2012年8月29日の山

 
・出発は28日の夜11時に国立駅前に集合。SMDくん、TMさん、Mちゃん、AKちゃんに自分を入れて5人、車2台で西へ向かう。車中は90sのCD。新穂高温泉の駐車場で仮眠そして起床。SKさんとも合流して6人のパーティーになる。


・登り始める。完全に一年ぶりの山登りあるいはトレッキングだった。歩くことはただ楽しかった。出発する前は山を歩いたらあまりにも久しぶりすぎてすぐにまいってしまうか、あるいは感極まって泣いたりするのではないかと思っていたけれども、そんなことにはならなかった。ただ楽しかった。荷物は重いし、昼過ぎには雨が降り出して、久しぶりな自分としてはこの上なくハードだったけれども、それでもやっぱり楽しかった。


・雨のなかを歩く。足下に気をつけながら歩く。重い荷物で曲がってしまいそうなからだを伸ばしてみたりしながら歩く。時計を見ながら、地図を見ながら歩く。歩いている時は「早く着かないかな」と思っていて、山道の風景が変わる、その変わる先の風景や、風景が変わる予兆のようなものをずっと探している。見ている。そしてイメージしているかもしれない。緑の中に現れる山小屋やテントの人工物の色、目印を思い描きながら歩いているかもしれない。


・霧のなかを歩いていた。