&

  映像研究

木曜日の備忘録、修理するもの。

 
・10日(木)。午前中は家にて先月の岡山で撮影した写真の整理など。結構な量であり結構な労働。全部は無理なのでやれるところまでやる。


・昼過ぎから外出。中央ラインを眠りながら上って新宿はビックカメラにて修理に出していたα350を受け取る。ピカピカだ。持つべきものは長期保障だ。やっぱり保険というものは入るに越したことはない(全然嘘)。その後某ショッピングビルの洋服のお直しコーナーにて、ズボンの丈詰めとポケットが取れてしまった修理をお願いする。ミシンのひとつでも持っていたならば自分でやるというのが本当は良かったのだけれども、ちょっとその余裕がなかったのでそのようなお店にお願いしてみたのでした。しかし「修理に出していたもの」が帰ってくる時の感覚はちょっと良い。10代の頃とかは「買ったもの」を開封する時のワクワクするかんじに勝るものはなかったけれども、今や「修理」だってなかなかドキドキする。そこらへん多分大人ってかんじ(?)だ。


・一瞬荻窪に降り立って「ささま書店」にてディギン。かわなかのぶひろ『映画・日常の冒険』という冊子や戸井田道三『祭りからの脱出 (1963年)』など。映像論の書物の題名が「祭りからの脱出」ってオシャレだなぁ。他数冊を購入。中央ラインを下って吉祥寺へ。特に髪がぼうぼうに伸びてしまっているでもなかったけれども、自分の中でのリズムが合致したので散髪。2年くらい切ってもらっている同い年の美容師さん(男性)とは主に「ネイチャー系のアクティヴィズム」の話題。きっとカルテ的なもの(があるのでしょうなぁ)には「山の人」とかって書いてあるのじゃないだろうかと推測されるけれども、そこらへん踏み込むのも野暮なので「はぁ、テントも…一個持ってるのも…うん、悪くないんじゃないですかねぇ、」みたいな会話を毎回する。その空間はわりと平和だ。


・夜は撮影で仕事をさせてもらったりもしている雑誌の発売の?打ち上げ in 高円寺。とはいえほとんど仕事の話題などなく(多分なかった)自分含め集まった6人の方々の近況や諸々のカルチャー的な話題などで時間はなごやかに過ぎる。一次会は南口の「アフリカっぽい」『ぱちか村』というお店にて。クスクスがいくらでも食べられそう&ビールがいくらでも飲めそうだった。二次会は北口に移動して『素人の乱セピア』というお店にて。どういう話の流れだか覚えていないですけれども話題が「草食/肉食(を自称/多称すること)」といった方向に流れる頃にはすっかり時刻は12時を回っていたので慌てて駅まで急ぐ。辛うじて乗れた高尾行き最終電車で眠りながら帰る。すっかり秋で夜はもはや肌寒かったりすることを認めたくない、そんな今はまだ9月上旬。