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  映像研究

環境設定/健康的な、あまりにも健康的な。

 
・いつの間にか、終末論的な豪雨みたいなものも姿を消したかと思うと、すっかりからっとした陽気で、秋。住まいの変化もようやく日常的なものとなり、業務だって始まるのだけれども、気分としては完全な「夏休み」である今日この頃。段ボールに換算するとなかなか面倒なことになっていた各種書籍、雑誌の類いをそろそろ紐解かねばと思いつつも、とりあえずは、繋がったような繋がっていないようなネットワークの環境設定的なものに(not メタファー)四苦八苦している。



・夏休みであるところの今週9日(火曜日)の備忘録は、昼過ぎから山部のインターナショナル&不動産担当のH君に週末の「Eボート出場」の件で連絡をしたところ、仕事で松戸方面に行く用事ありとのことで迷わず便乗。J-POP三昧のドライヴを楽しんだのち、柏駅近辺で降ろしてもらったならば、ライフ・ワークとしての半期に一度の古着屋巡礼へ。スキー・ニットやワーク・ジャケットなど、ほどよくざっくりとした、がっしりとした(?)、ほっこりとした(??)アメリカン・カジュアルに現代的なファッションのバランス感覚を学びつつも、特に何かを購入することもなく、巡礼は終了。夕方仕事をやっつけたH君に再び拾ってもらって、思い立って人生二度目の船橋IKEAへ。「IKEAファミリーカード」を片手に次々と生活雑貨(消耗品だということだ)を黄色いバッグに放り込むH君の様子に対して自分は、ある種批評的な、そのあまりにも抜けのよい空間に「ヴィーナス・フォート性」とでも言うべきものを見いだすようなスタンスで答えるのだけれども、そういったことには特に意味がない。そんなテンションで、ラグ3枚購入。帰宅。


・夏休みであるところの今週10日(水曜日)の備忘録は、その前日から引き続き、週末の「Eボート出場(なんだそれ?というような方には「Eボート お台場」で検索してみることを推奨しています)」の準備として、山部司会進行担当Y君の邸宅にて、のぼりにプリントを施し、ひょんな思いつきから、ノベルティー・グッズとしてのTシャツとキャップの製作を日付を跨いで行う。「乙女塾系KING OF JUNK J-POP」を深夜に爆音でかけながら、ドン・キ・ホーテにて99円で購入したキャップに型紙をあてて、スプレー缶でチーム名でありブランド名でもあるところの「メンバーの息子の名前」をプリントしたり(あるいは金色のマジックで「LOVE E→BOAT」とか書いたりもする。勿論LIKEギャル文字)している私たちを、もしも軽く俯瞰してみたならば、例えば『ゼロ年代の想像力』的には「木更津キャッツアイ的な方法」で、何かをやりすごしたり、あるいは何かと戦って(?)いたりしているように見えるのかなぁとかなんとか、塗料のせいですっかり頭が「とるえん」になりつつも、そのようなことを考えつつも、とりあえずその場はただただ笑いっぱなし。金銭に還元されないクリエイティヴな夜は更ける。


・夏休みであるところの今週11日(木曜日)の備忘録は、上記のようなケミカルなテンションで始まったノベルティー・グッズの製作を昼過ぎに完成させて、一旦自宅に帰り、なかなか覚束ない「インターネットの環境設定」の続きに手をつけつつ、夕方からは先月撮影でお手伝いした某雑誌の打ち上げ的な集まり@下北沢へ向かう。古書とタイ料理と美味しいワインに囲まれながら、しかしそれよりも何よりも、10人以上いらっしゃった自分以外の方が(おそらくお一方を除いて)皆さん自分より年上だという、ここ最近の生活の中では絶対にあり得ない状況に「クリエイティヴな夜」とも「マウンテン・ミーチング」とも、また違った種類の幸せ、のようなものを感じつつ、色々な人の言葉に耳を傾けつつ、そうしてまた夜は更けていく。