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  映像研究

もう一度底を打つ

・この季節で一番寒い日。言葉を忘れるほどの寒さ、と言ってみて。雨水の真ん中。車で駅まで行き24時間500円のコインパーキングに停める。そして電車で移動。10:30から18:30までが職場で消えた。作業をしながら同僚と『夜明けのすべて』について話す。「職場」も「同僚」も二重化する。一日中冷たい雨だった。けれどもたとえばコンビニまで走るときにコートを着ない。寒さから身を守ることをさぼってしまうのは、またすぐに気温が上がることを知っていて、身体のうちに熱が保たれていることによるだろうか。真っ直ぐに季節が動いていると、その動きに包まれていると、思いながら。