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  映像研究

シェルを買う

・水曜日は週に一度の仕事。新年度から何度か同じプログラムを繰り返してきて、今日が一番スムーズに進行できた感触がある。感触の点数50〜70点をさまよってきたが、今日は75点と思う。こちらの体調や気候さらに受講する側の雰囲気などさまざまな要因があるが、少しでも心動く瞬間があればよいと思いながら、残りは3回。

 

・その後学内の公開講座的な集まりを聴講する。作家を招いて上演作品の映像を見ながら制作の話を聴く。自分はいま何を見ているのだろうという新鮮さ、驚きがあった。

 

・帰路に新宿に立ち寄りセレクトショップに取り寄せをお願いしていた服を試着し購入する。ティラックのスティンガーというゴアテックスパックライトのシェル。黒。

 

・シェルの個人小史。2001年のムーンストーンは蛍光黄色のパックライト、2010年のホグロフスのスピッツは鮮やかなグリーンのプロシェル。そしてそれを数年前に手放して以来、なかなかぴったりくる物がなく、結果的に雨具らしいものを持っていなかった。急な山行があったらどうしようと思っていたけれども、タイミングよく気になっていた物を手にすることができた。そういえばムーンストーンもパックライトだったが記憶のそれと比較してもおそろしく軽く感じたならば、それは技術の進展と思う。

 

・ひとまず雨の日のジャケットとして着る。これを着て山を歩くことはあるだろうか。叶うならばもう一度と思い続けて今に至る。いつでも行ける、そのしるしとして。