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  映像研究

花見・2024

・嵐の次の日は一挙に暖かくなる。今年はまだほとんど咲いていない国立の大学通りの桜並木。多少なりとも咲いている木を見つけてその下に荷物を置く。この数年同じように集まっている。正午過ぎからひとりまたひとりと集まり、夕方に友人のアトリエへ移動して夜まで。聞くよりも話したかった日だった。切ないほどに楽しい時間はすぐに過ぎる。まだ明かりのついた部屋に集まる人たちに見送られながら暗い道を歩くときの気持ち。悪くない。気をつけて帰宅する。